電子版論文誌の提供方法の変更に関して(お知らせ)

平成14年2月1日

社団法人日本化学会
情報専門委員会
委員長 藤原 譲

日本化学会は、今まで化学会独自で提供していた論文誌WWW版の提供サービスを、平成14年2月末日を持ちまして終了いたしますのでお知らせいたします。また、今後の論文誌電子版の提供は、科学技術振興事業団のJ−STAGEを利用するなど、より適時性に富んだ提供手段を選択して電子版論文誌を提供していく予定ですので、宜しくご了承のほどお願い申し上げます。

今度停止するサービスは、従来から蓄積していたBCSJ(Bulletin of the Chemical Society of Japan) 電子化情報の活用の一環として、高度な検索機能付のWWW(HTML)版全論文の提供を、1 9 9 9年1月号から化学会独自に有償で始めたものです。その後、Chemistry Letters のWWW版を無償で追加公開し現在に至っていますが、サービス開始後の技術の進歩と利用者の意識の変化等に対応しきれていない部分があります。

例えば、公開手段としては公開当時主流だった全文HTMLではなく、今やPDFが常識となっています。さらには、論文の探し方そのものが、あるジャーナル内での全文検索重視から、CASなどの二次情報DBの検索でヒットした論文がただちに完全な形で入手できることなどのリンクアクセス併用へと変化してきています。そのようなニーズに対応すべく、J−STAGE等を利用した新しい利用形態へ移行いたします。

J−STAGEに搭載される論文につきましては ChemPort や CrossRef 経由で他論文からのリンク、もしくは他論文(引用文献)へのリンクが張られ、STNや SciFinder から直接化学会論文誌のPDFファイルにアクセスすることができるなど、従来より高度のサービスが実現される予定です。

また、現在、速報誌のPDF版先行公開や新着論文お知らせ機能の検討等、随時読者の要求に応えるべく努力いたしておりますので今後ともよろしくお願いいたします。

「日本化学会」に戻る
社団法人 日本化学会
〒101-8307 東京都千代田区神田駿河台1-5
Tel: 03-3292-6161
Fax: 03-3292-6318
Copyright(C); 1998-2001, The Chemical Society of Japan