世界化学年 2011

 

世界化学年は、人類の繁栄に対する化学の業績と貢献を祝福する祭典です。共通テーマ“Chemistry-our life, our future”のもと、世界化学年は楽しくてためになる全世界へ向けたイベントで人類をつなげます。地球上のいたるところで、地方レベルから国家レベルまで、誰もが参加できる機会が化学の年なのです。

世界化学年の目的は、世界における化学の必要性をより広く深く理解してもらうこと、若い世代に化学のすばらしさを伝えること、そして化学の未来を創りだす熱意をかきたてることです。2011年はキューリー夫人のノーベル化学賞受賞100周年です。化学への女性の貢献を祝福する機会でもあります。

世界化学年は化学を国際的につなげる活動をし続けてきた国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の主導で世界の学会、大学、研究所の個々の取り組みにより行われます。

 

日本の取り組み

 

わが国ではこの世界化学年のために国と学協会が協力して「世界化学年日本委員会」が設立されました。この委員会では、イベントを企画する「企画委員会」とイベントを実行する「実行委員会」で仕事を分担しています。そしていろいろな関係事業を「世界化学年」事業として登録して開催していきます。

 

ごあいさつ

 

日本化学会では独自に「世界化学年委員会」(以下IYC委員会)を設けて、展覧会やシンポジウムのイベントを企画しています。特別展『きみたちの魔法―化学「新」発見』は秋に日本科学未来館で化学の常設展示を行います。春季年会に予定されていた「世界化学年記念シンポジウム」も大震災のために中止となりましたが、秋には開催の予定です。

化学はこれまでに新しい技術や材料を作り出して私たちに役立ってきましたが、これらのイベントを通して、化学のもつおもしろさ、ふしぎさ、すばらしさなどの魅力にふれていただきたいと思います。そして、これからの時代を担う若い人たちにさらに化学への興味をもっていただき、輝かしい未来を創ってほしいと願っています。

IYC委員会 千葉泰久

 

 

 

千葉泰久 書 凄いぞ化学の底力

 

 

 

 

化学関連イベントを開催する皆さまへ―参加のお誘い

 

今年行われる化学のイベントは全て世界化学年のイベントです。ポスター、チラシ、ホームページにロゴをつけて、世界化学年を 一緒に盛り上げませんか?イベントの概要をお知らせください。
ロゴのデータをダウンロードいただけます。右の画像をクリックしてお進みください。

 

 

 

日本委員会サイト

 

 

 

 

日本化学会について/リンク/アクセス/入会のご案内

 

日本化学会は、1878年(明治11年)に創立され、130年以上の 歴史と伝統を持ち、会員約3万名を擁するわが国最大の化学の学会です。日本化学会に入会されますと、化学の専門家としての資格と学会活動の場が与えられると共に、いろいろの特典を受けることができます。